母性愛とセックスレス

母性愛とセックスレス最近の夫婦間のセックスレス化、この原因に強い母性愛があるそうです。

母性愛が強いと、なぜセックスレスとなるのか?

一つは、強い母性愛により男性のマザコン化が進んでしまうからです。

もう一つは、母性愛が強く子供を産んだ女性は女でなくなるからです。

この強い母性愛と、セックスレスに関して、まとめてみました。

強い母性愛でなぜセックスレスになるのか

一部の母親の中に、息子に対して強い母性愛を持っている方がいます。

息子が幼いころなら強い母性愛も必要ですが、息子が成人しても子供の頃と同じような母性愛で接してしまうため、子供の親離れや母親の子離れが進まず、いわゆるマザコン男性となってしまいます。

マザコンといっても、ドラマなどに出てくるベタベタしたマザコンだけとは限りません。

よくあるのは、女性を母親としてみてしまい、結婚相手としては見れるのだが、性の対象としては見れない、という男性もいるのです。

そのような男性は、結婚はしてもなかなか夜の生活が順調にいかない、あったとしてもタンパクで女性の不満が募るといったことから、セックスレスとなるパターンがあります。

もう一つは女性が出産した後、一気にセックスレスとなる事です。

確かに、授乳期間中はプロラクチンというホルモンの影響により、性欲が減少します。

しかし、授乳期間が終わっても女性の性欲がもどらず、セックスレス化する夫婦が多いそうです。

この出産によるセックスレスの原因は、女性(奥さん)の育児負担が大きく、また子供に対する愛情(母性愛)が強いため、出産後の女性は妻・女という立場から母という立場となり、どうしてもセックスレスになるそうです。

つまり、女性は子供を産むことで、これまで旦那さんに注いできた愛情を一気に子供に向けるようになり(母性愛の強化)、自分たち夫婦はセックスレスになってしまいます。

また、強い母性愛を受けた息子も、セックスレス化してしまうと言う事態に陥りやすくなってしまいます。

この強い母性愛は昔からあったのでしょうか?

では、強い母性愛というものは、昔から日本人の中にあったのでしょうか?

もちろん子供に向ける母性愛はあったはずです。

しかし、現代のように、セックスレスに結び付くような強い母性愛はなかったと思います。

昔の日本を考えてみると、明治以前の日本は性に関して大変おおらかでした。

プライバシーなどほとんどない空間で夫婦は子作りをしていましたので、子供が親のセックスを見てしまう機会は充分あったでしょう。

また、村や地域内の交流が今よりしっかりしていましたから、年頃の男女は年長者から性に関しての知識を教わっていたと思います。

つまり、情報が沢山ある現代より、しっかりした性教育が自然となされていて、自然な男女間の性行為が出来ていたと思います。

また、昔の大家族は女性の育児に対する負担を軽減させていました。

同居するお舅さんやお姑さん、あるいは家族により子供の育児は分担していたので、子だくさんでもしっかりやっていけたのです。

そのため、昔は大変子だくさんな家庭が沢山あり、母性愛も極端に強くはなかったでしょう。

このような状況の中、女性は育児がひと段落したら、いつでも母から女に戻ることが出来ます。

また男性も、正しい性感覚を身に着け、現代のような強い母性愛によるセックスレス化はなかったと思われます。

いつから日本の性生活は変わってきたのでしょうか?

日本の性生活が変わってきたのは大正時代と言われています。

幕末から日本は近代化の波に乗り、多くの西洋文明が入ってきました。

同時にこれまで日本が持っていた独自の文化の否定も始まりました。

西洋の性道徳や生科学が伝わり、また大家族から核家族に移行することにより性に対する意識革命が生まれ、結果これまでのおおらかな日本の性文化は恥ずかしいものと考えられたそうです。

また、母性愛を賛美する動きもあったそうです。

これは、富国強兵の国策に沿って子供たちを強い兵士に育てるため、母性愛は愛国心と結ばれ神聖化されたのです。

そして、日本の女性は女としてよりも母として、より強く賢い男子を育てるのが役目という風潮が日本全体に広がり、子供、特に息子への愛情が強くなって行ったのです。

さらに、大正時代ごろから、サラリーマン世帯が増え、従来の大家族から核家族になっていきました。

それに伴い女性の育児負担も増え、子供が乳離れしてもなかなか愛情を夫に向けられなくなっていったのです。

こうして、本来なら夫にも向けられる愛情は、数少ない子供、特に息子に向けられ母性愛は強くなっていったのです。

女性の愛情をパートナーに向けさせるには

子供に向けられる母性愛・・・

と聞くと、それは大変すばらしいものだと思えます。

確かに、母性愛はなくてはならないものですが、それも強すぎるといろいろ弊害が出てきます。

現代社会で男性が考えなくてはいけないのは、パートナーが子供に向けられる強い母性愛のエネルギーをいかに自分に向けさせるかです。

そうしないと、夫に対する愛情は薄れていくばかりです。

  • パートナーを「ママ」とか「お母さん」とは呼ばずに、しっかりと名前で呼ぶ
  • 育児・家事を積極的に手伝い、パートナーの負担を減らす
  • 早い機会で子供部屋などを与え、夫婦だけの時間をもつ

など、よく言われている方法ですが、お互いの努力でセックスレスにはならないよう、がんばりましょ。


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