オーガズムについてもう一度考えよう

オーガズム(Orgasm)とは、「性的絶頂」と訳されるように、快感がピークに達した状態を言います。

ある意味、セックスのゴール地点と、考えてもいいかもしれません。

男性のオーガズムは射精を伴うのでわかりやすいが、女性のオーガズムは外観からはわかりにくいのでセックスにおいてオーガズムに達しない、オーガズムを知らない女性も多数いると言われています。

オーガズムを知らない、経験したことのない女性は、セックスの喜びを半分しか味わっていないかもしれません。

このオーガズムに関して、今一度考えてみたいと思います。

オーガズムはセックスのゴール

セックスを子孫繁栄、子作りの為だけと考えたら、その目的、ゴールは射精であり、受精であるでしょう。

しかし、セックスを二人の愛情を確かめ合うもの、快感を得るものとしたら、そのゴールはオーガズムだと思います。

単なる子作りの為だけのセックスから一歩進んで、二人の愛を確かめ合う方法としてのセックスを目指すなら、二人ともオーガズムを得ることが出来るセックスを実践すべきだと思います。

また、オーガズムを得ることは健康面にもよいと言われています。

オーガズムに達することで偏頭痛が軽減されるという研究報告があります。

オーガズムには入眠作用があるので、オーガズムに達したセックスをした後は、いつもより深い眠りにつくことが出来るそうです。

普段からオーガズムを経験している女性は子宮内膜症にかかりにくいという報告もあります。

オーガズムと健康の関係は男性にも良い結果があるようです。

週に2回以上の射精をしている男性は、射精回数が月1回程度の男性より前立腺がんのリスクが低いそうです。

また、オーガズムに達することでDHEAというホルモンが分泌され、このことにより心臓病のリスクが軽減されるという研究結果もあります。

オーガズムに達することにより、身体的、精神的に満たされたセックスは、日常生活に張りを与え、ストレスも軽減されるそうですので、オーガズムに達する満足いくセックスを目指しましょう。

男女のオーガズムの違いを確認しよう

男性と女性のオーガズムには違いがあります。

男性のオーガズムは射精を伴うので、大変わかりやすく、またセックスにおいて男性は射精しないと満足しないため、90%以上の男性がセックスや自慰行為によりオーガズムを体験しています。

対して女性の場合は、オーガズムに達したときの身体的変化が「子宮や膣の痙攣」「絶頂感の広がり」という、外見的にはわかりにくいものであり、またオーガズムに達しなくても幸福感を感じるため、オーガズムを体験したことがない、あるいはオーガズムに達したふりをする女性が多くいます。

そのため、男性に比べて女性はオーガズムに達しにくいと言われています。

ここでオーガズムに達するステップを確認してみましょう。

◆男性の場合

1:興奮期
視覚や聴覚からの刺激により性的興奮を覚え陰茎が勃起する
2:高原期
陰茎からカウパー腺液が分泌される
3:オーガズム
性的興奮が高まりオーガズムに達すると射精をする。オーガズムを感じるのは数秒程度
4:減退期
射精後プロラクチンが分泌され、一気に性欲が減退する

◆女性の場合

1:興奮期
全身への愛撫やソフトタッチにより性的興奮を覚え、膣液の分泌、クリトリス肥大が起こる
2:高原期
性器外陰部の充血・肥大が起こり、膣口が広がる
3:オーガズム
性的興奮が高まり、絶頂期を迎える。オーガズムを感じる時間は男性より長い
4:減退期
絶頂を迎えた後は、ゆっくりと快感と性欲が無くなって、元に戻っていきます

男性も女性もオーガズムに向かうまでの身体的変化は似たようなものがあります。

しかし、オーガズム時の身体反応やオーガズム後の快感・性欲の減退に大きな違いがあるのです。

オーガズムを迎えるためには

男性がオーガズムを感じて射精をするとき、同時にパートナーの女性もオーガズムを感じてくれたら、こんな素晴らしい事はありません。

そのために男性は頑張るのですが、その頑張りがちょっとピントはずれな事が多いのです。

男性が一番間違えやすい事は、女性が一番感じる場所は膣であるという思い込み。

そのために、挿入することが最もいいことだと思うのですが、多くの女性は膣はそれほど感じないのです。

膣への刺激だけでオーガズムに達する女性は大変少ないと考えてもいいでしょう。

では、女性をオーガズムに導くためには、どこを刺激すればいいのでしょうか?

女性は体中が性感帯といっても過言ではないほど、多くの性感帯がありますが、その中でも特に感じやすいのがクリトリスです。

女性が自慰行為をする場合も、クリトリスを刺激する人が多いそうです。

とはいえ、いきなりクリトリスを刺激しても、いけません。

まずは他の部分を刺激して、興奮状態に持って行き、クリトリスが勃起してから刺激しましょう。

男性もいきなり陰茎や睾丸を刺激されても、気持ちよくならないでしょう。

また、オーガズム=射精と言える男性のシンプルなオーガズムに対して、女性のオーガズムは複雑です。

たとえ、オーガズムに達しなくても、何度もセックスを繰り返すうちにオーガズムに達しやすい体になるそうです。

もし、パートナーがなかなかオーガズムに達しないとしても、あきらめずに、何度もやさしく愛撫を繰り返していきましょう。

きっと、オーガズムに達することが出来ると思います。

男性も質の高いオーガズムを目指そう

男性のオーガズム=射精と書きましたが、本当に男性は射精さえすればオーガズムに達しているのでしょうか?

これまでの性体験をちょっと振り返ってください。

セックスにしろ、自慰行為にしろ、絶頂感を感じて射精していますが、その絶頂感にも強弱がなかったでしょうか?

本当に気持ちのいいセックスをしたとき、射精の瞬間、頭の中が真っ白になり、射精後しばらく快感の余韻が残っていた事はありませんか?

これが、質の高いオーガズムだと思います。

質の高いオーガズムを得るには、男性も女性からの愛撫によって性的興奮のボルテージを上げていかなくてはなりません。

愛撫は男性が女性にするだけではなく、女性が男性にする事でもあるのです。

このように、愛する男女が、お互いを慈しみ、愛し合う事で、お互いのボルテージが上がり、質の高いオーガズムが味わえるのだと思います。


  • このページをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック